新規店舗コンサルティング(浜与本店さま)
2019年12月21日に新規オープンした「浜与本店 内宮前店」の食物販ゾーンのVMD計画とイベント什器のご提案をさせて頂きました。
お店は伊勢神宮 内宮前のおかげ横丁に位置しています。お土産屋さん、飲食店もたくさんあり、あちらこちらから、良い香りがしてきて食べ歩きも楽しいエリアです。レトロな建物が軒を連ねて非日常感もまた楽しいです。
VMD計画では周りのお店が魅せるディスプレイをしていないことから、所々でしっかりと魅せる場所を作ることを目指しました。おかげ横丁のそれぞれのお店は、良く言えば統一感があると言えますが、その一方で悪く言えば他との違いがあまりないと感じました。そのため、どこかで周りのお店との違いを作ることで目立せることができると考えました。オープン後、特に伊勢うどんについては旧店の時と比べ販売数が激増して、浜与本店さまの他店舗にも同様のディスプレイを導入することになりました。
浜与本店は江戸時代、鳥羽・答志島(とうしじま)の網元に始まり、現在は「黒ちりめん」や「ちりめん出汁」などの水産加工品を生産・販売しています。
答志島は調べてみると独特な文化が現在も残っていることが分かりました。「寝屋子(ねやこ)」という風習があり、中学を卒業した子供を別の大人と共同生活をさせたり、建物に魔除けの「(数字の八に〇をした)マルハチマーク」が建物のあちこちで見られたりと非常に興味深いです。
そんな独特な文化の中で特に面白い!と感じたのが「じんじろ車」です。じんじろ車は「世古(せこ)」と呼ばれる狭い路地が多い答志島で、各家庭が持っていて必需品として使われている手押し台車のことです。じんじろ車は、家庭によりデザイン・大きさ・色などがそれぞれ違います。まるでそれぞれの家庭同士でそのデザインの格好良さを競っているようです。
そこでじんじろ車をイベント什器として使えないかと考えました。じんじろ車を使用した什器であれば、浜与本店の発祥の地である答志島の文化をご来店したお客さまに感じて頂いたり、先ほどと同じ理由で周りのお店との差別化にもつながると考えました。
浜与本店には飲食コーナーもあります。個人的には「生しらす丼」がおすすめです。絶品!!
伊勢神宮を訪れた際はぜひ、おかげ横丁の「浜与本店 内宮前店」にお立ち寄りくだされば幸いです。
■浜与本店HP
https://www.hamayo.com/
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